『琵琶湖周航殺人歌』 内田康夫・著
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琵琶湖周航殺人歌 (講談社文庫) 著者:内田 康夫 |
浅見光彦シリーズ
初めてのひとり旅で琵琶湖を訪れた美人OL、史絵
全身でその開放感を味わっていたときに
ふいに流れてきた不気味な歌声・・・
彼女がその後遭遇する事件と
浅見の古い友人が持ち込んできた不信な「自殺事件」
その二つの事件が琵琶湖周航の歌をBGMに
汚されていく琵琶湖の悲鳴とともに新たな事件を招く・・・
今回の軸となる事件は
昭和16年4月6日におきた金沢第四黄等学校ボート部の遭難事件
十一名全員が遭難死亡
突然の気象の変化による事故とされているが、未だに原因は不明
戦後、その哀歌を加藤登紀子が歌い、幅広く知れ渡っている
めずらしく解説は著者ではなく 郷原宏氏
以下、本文より抜粋
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260頁
会社は大きくなり、日本中がそうであったように、われわれの生活は向上した
けれど、気がついたときには、わが愛する琵琶湖は汚染が始まっていました。
しかし、猛スピードで走っている船が停まれないように、行き足のついた事業は
走りつづけるほかはありませんでしたよ。あなた方のような若い人には理解で
きないかもしれないが、国の政治から末端に到るまで、そういう仕組みになって
いたと思ってください。
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